10年後になくなる仕事
野村まこです。
気付いたら10日以上も更新が途絶えていました。
会社で新たなプロジェクトが始動し、気持ちと時間をがっつり持っていかれていました。
今年から新たに管理職に昇格した4人を含め、6名の中核リーダーそれぞれが、別々のプロジェクトを持たされました。1名を除き、残り全員、女性です。
社内のペーパレス化、部門横断の業務プロセス改善など、会社全体に影響を与えるインパクトの大きいプロジェクトばかり。私もなかなかヘビーな課題を担当することになりました。
プロジェクトリーダーは、とにかく各方面に気を遣うし、結果を求められるので、しんどい1年になりそう。
さて、その6つのプロジェクトの1つに、「RPAの導入」があります。
RPAとは「Robotic Process Automation 」の略語。ロボティック・プロセス・オートメーション、つまり、ロボットによって、業務プロセスを自動化する仕組みのことです。
パソコンの中にあるソフトウェア型のロボットが、人に代わり、定型作業を代行・自動化してくれます。
どんな業界にも、単純だけど時間がかかる仕事、簡単だけどマンパワーがかかる仕事って、ありますよね?ここをRPAにお願いすると効果てきめんです。
ロボットの方が、人間よりミスなく、ムラなく動いてくれるのです。
Excelは、マクロやVBAを使えば、ある程度のデータ業務は効率化されますが、Excelに限られています。RPAのすごいところは、Excelだけでなく、あらゆるソフトを組み合わせて自動化できるところです。
例えば、私の会社(メーカ-)の場合。
①部材に関する注文情報を取りまとめる
②発注先の下請けメーカーのWeb注文システムを開く
③システムに注文情報を登録する
④注文報告を担当者に回答する
これをRPAでできます。
他にも、
発注先の下請けメーカーがたくさんあるため、調達する部材の納期管理、出荷管理が膨大で時間がかかっています。ここでの工程作業をRPAにプログラミングすると、
①社内の管理システムへログイン
②全ての発注の納期データを抽出
③各メーカーのWeb注文システムへアクセス
④全ての発注の出荷予定データを抽出
⑤照合して、遅延する注文のみリスト化する
これが自動でできます。
さらに、メーカーを出荷して運送業者に引き渡された後も、
①運送業者のサイトへアクセス
②ひとつひとつの運送番号から運送状況を確認
②配送情報をリスト化
これが何百件あっても、ロボットならミスなく短時間でできます。夜中に稼働させておけば、朝、出勤すると人手がかかっていた仕事が仕上がっています。
寝ている間に仕事が出来上がっているなんて、すごい!夢のよう。
日本国内では、2016年からRPAという言葉が使われ始めました。分かりやすさや、即効性から、2017年にブームになり、今ではAIやIoTと並び、注目のITワードとなっています。
コスト削減、ミス削減、人手不足の解消、働き方改革の即効薬としても期待できます。
RPAの速度は、人間のパソコン操作速度の約3倍です。人間が1日8時間働くところ、RPAは24時間働くことができるので、稼働時間も3倍です。
単純計算で、人間の9倍の生産性があります。ホワイトカラー9人分の働きをすることができる、とうことですね。しかも、人間のように、体調などのコンディションよって、効率が下がることもありません。
オックスフォード大学の研究では、今後10年で、約47%の仕事が自動化されるそうです。
あらゆる会社の経理業務、経費業務、人事業務、購買管理、販売管理、受付業務、窓口業務でロボットが導入されていくでしょう。
ホワイトカラーのデスクワークは、かなりの部分がロボットに取って代わられるのでしょうね。そんな未来はすぐそこまできてる。10年もかからないと思います。
私の会社では、早ければ今年の5月に、一部の事務作業がRPAによって自動化されます。世の中の未来が大きく変わることを、自分の職場から実感しています。
ロボットを使える側の人材しか残らない。
そして、非対面業務はどんどん自動化が進み、対面業務、付加価値の高い仕事、判断が必要な仕事、クリエイティブな仕事にシフトしていくでしょう。
10年後になくなる可能性が高い仕事は、
・銀行の融資担当者
・パラリーガル(小室圭さん…)
・ホテルの受付
・不動産ブローカー
・保険の審査員
・タクシー運転手
・スポーツの審判
・ネイリスト
・レジ係
・電話オペレーター
・事務員
などだそうです。
なんだか、主婦のパート系の仕事もなくなりそうですね。。。
一方で、人間でないとできない仕事は残ると思います。例えば、教員、保育士、介護士、医者、看護師、消防士などでしょうか。
仕事がなくなっても、新しい仕事が生まれる可能性もあり、新たなチャンスが生まれるかもしれません。ロボットをパートナーにして、人間と協業するイメージを持てばいいですね。
いずれにしても、投資などで収入の柱を増やすことが大事。仕事を辞める辞めないにかかわらず、個人でできる策を練り、自己防衛したいと思います。
そして、ものすごい転換期に、現役で生きているのだから、悲観ばかりせずに、来る未来にワクワクしながら進みたいと思う今日この頃です。
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